職場でよく質問を受ける言葉が「デスクトップパソコンのほうが性能いいんでしょ?」です。これに対する答えは「当たってもいるし、間違いでもある」というのいつもの答えになります。なぜなのか?を今回は説明します。
1、性能が高いデスクトップパソコン(以下DTPC)とは?
よくゲーミングPCと言われるものが高性能であることが多い。なぜならゲーム、特にFPSと言われるシューティングゲームを筆頭とした最近のゲームにはリアルな3Dの映像を表現するものが多く、それらをパソコンに描写させるには
- 高性能なCPU
- 大容量メモリー
- 高性能なGPU
以上が搭載されていることが条件になってくる。「高性能=大量の電力消費=大量の発熱」になりその処理にはパソコンの中にある程度広い空間が必要になる。
見ての通りかなりの内部空間がある。これは極端な例にはなるが、夏場なんかはこれでも厳しいことがある。
2、最近の主流のDTPCは一体型
上の画像のような冷却スペースもそうだが、独立GPUを搭載する場所が物理的にないことがほとんどだ。また市販のCPU、特にINTEL製には通常版の他にも高性能版、低電力版がラインナップされており、「低消費電力=低発熱=低性能」と正直なところなる。その低電力版が最近の一体型DTPCには搭載されていることが多く、また部品の多くをノートパソコンと共通なものを最近は使用しており性能はほぼノートパソコンと同じなことも多い。
特に量販店(KデンキやYデンキ)などのどこにでもあるような電気屋さんでは一体型しか置いてないことも多く量販店にてノートパソコンより高性能なデスクトップパソコンを買うのはなかなか選択しがなく難しい。
ゲームしないのならデスクもノートも性能はほとんど一緒で、かつノートのほうが最近は一般のパソコンユーザーの中では主流でもありメーカーもノートパソコンのほうがバリエーション多く作っている。そのため同性能で見た場合はノートパソコンのほうが安いことも多く性能も同じであるため「どうしても大きな画面がいい」ということがなければノートパソコンをお勧めする。