やっと手に入りました。
GeForceRTX3080。
2021年6月3日
世間ではRTX3080TiとRTX3070Tiが発売されてしまいました。
ただこのRTX3080TiやRTX3070Tiはマイニング制限がされているとのこと。
GeForceRTX3090、RTX3060Ti、RTX3070は結構早い段階で複数入手できていたのですがRTX3080だけはなかなか見つからず手に入れることができませんでした。
この度やっとRTX3080を入手したので
どのくらいマイニングできるのか
どのような設定になるのか
どのくらいの温度になるのか
を紹介いたします。
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RTX3080はどのくらいマイニングできるのか
結論から書くと筆者のRTX3080の場合は
- 96MH/s
- 92〜96℃
- 216W前後
の推移でマイニングできております。
それでは紹介いたします。
マイニング性能で言ったら現在RTX3080は2位の採掘量となっています。
RTX3080のマイニング向け設定
そんなRTX3080ですが、何も設定しないと素の状態では300W近く電力を消費し、その莫大な消費電力に比例して発熱もすごいです。
RTX3080はRTX3090のVRAM容量を少なくしたモデルと言われているようにRTX3090同様に発熱量がすごいです。
RTX3080設定
- Core Clock:-150MHz
- Memory Clock:+900MHz
- 電力制限:220W
このような設定で概ねNiceHashMinerにて「98MH/s」を出すことができます。
とは言え
- ケースの中で
- エアフローが弱い状態
ではかなり発熱します。
発熱の問題
具体的にどれくらいすごいかというと何も設定せずにマイニングした場合はVRAM温度が
「110℃」
まで達します。
どうやらGeForceRTX3090、RTX3080に搭載されているGDDR6Xメモリーはその他のグラボに搭載されているGDDR6メモリーより発熱量が多いのが原因のようです。
とは言え危険な温度なのは事実です。
このような温度で常用した場合すぐ壊れること間違いなしです。
ただしっかりと設定してあげれば
- 98MH/s
- 220W
の数値でマイニングが可能となります。
温度は110℃はいかない状態とはなりますが、RTX3070やRTX3060Tiと比較すると残念なことに高めです。
買ってきてそのまま運用した場合では概ね90℃から100℃の範囲になります。
ケース内での運用の場合はその限りではないのでご注意ください。
またメーカーによる冷却機構や性能の違いから最終的な温度に結構差があるようです。
ASUSやGIGABYTE、MSIなどでの違いもそうですが、各メーカー内でもモデルの差もあるかもしれません。
高価格帯のモデルは放熱もしっかりとできている報告が多いですが、それでも社外のサーマルパッドを貼り直しした場合のほうが放熱効率は良さそうです。
どうやって日本円にするのか
ちなみに筆者は
NiceHashでマイニングを行い、bitFlyerやcoincheckへ送金しています。
NiceHashの登録だけではマイニングとその他仮想通貨への交換はできますが、日本円への換金ができません。
bitFlyerやCoincheck、その他日本国内の仮想通貨売買のできる取引所で取り扱っている仮想通貨が微妙に違います。
そのため複数に登録しているとその時々で上昇が見込める仮想通貨に買い換えることもできるためおすすめです。
RTX3080ではどのくらいマイニングできるのかまとめ
それではまとめです。
まとめ
- 2021年6月現在98MH/s
- 消費電力は220W程度
- 発熱は厳しい
- ワットパフォーマンスはRTX3070やRTX3060Tiのほうが良い
- 2021年6月現在入手性は悪い
上記の理由からRTX3080やRTX3090は入手性やコストパフォーマンスはあまり良くありません。
とは言え1台で高ハッシュレートを出すことができるため下位のグラボと比較して少ない台数で同様の採掘、ハッシュレートを出すことができるのがメリットとなります。
数が少ないほうがメンテナンス楽ですからね。
今回は以上です。
終わり。