今回は現在販売しているミドルクラスのグラフィックボード(以下グラボ)のRTX3070でのマイニングについて解説したいと思います。
この記事の内容
- RTX3070ではどのくらいマイニングできるのか
- 効率の良い設定
- 消費電力
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RTX3070ではどのくらいマイニングできるのか
2020年末に発売開始された高性能グラボのひとつであるRTX3070はマイニング量が多いグラボのひとつです。
設定をすることにより2021年2月現在、NICEHASHでのプールマイニング60MH/s程度のハッシュレートを出すことができます。
現在、2021年2月17日のレートで換算すると
1日に600円前後程度となります。
月間計算で18,000円前後
年間計算で216,000円前後
とかなりの高額のマイニング報酬が得られます。
RTX3070を1年間365日24時間フル稼働が前提となりますがRTX3070を3枚くらい買えてしまいそうですね。
効率の良い設定
上記で記載した量をマイニングするにはRTX3070をしっかりと設定をしないといけません。
設定をしっかりしないと
- 高ハッシュレートが出ない
- 消費電力が多い
- 温度が高くなる
などの問題が発生します。
どうせマイニングするなら効率よい方がいいに決まっていますよね。
必要な設定
- 消費電力を130W程度に抑えるリミッターをかける
- GPUクロックを下げる
- メモリークロックを上げる
- 適切なファン回転にする
この辺りの設定が必要です。
上記の設定には、MSIのアフターバーナーと言われるソフトがあれば全て設定可能です。
MSIで配布しているためマイニングには必須のソフトです。
注意点として、メーカーの定格動作ではない設定をするので保証対象外になる可能性があります。
また個体差などもあるため必ず同じ設定になるとは限りません。
高効率設定
CORE CLOCK=−500MHz
MEMORY CLOCK=+1,200MHz
POWER LIMIT=60%
と筆者は上記のように設定して60MH/s程度のハッシュレートを捻出しております。
パワーリミットは60%でおおよそ130Wくらいの消費電力になります。
FANスピードは
温度=FANの負荷率
にしています。
GPU温度60℃の場合はFANの回転60%
の感じです。
これはFANの能力にもよりますが、筆者の使っている3連ファンと2連ファンはどちらも同じ程度の温度、室温が20℃から24℃で50℃から55℃になっています。
あくまでも筆者の環境、RTX3070の個体では上記設定で問題ないだけで全ての環境や個体での設定を保証するものではないため注意してください。
どうやって日本円にするのか
ちなみに筆者は
NiceHashでマイニングを行い、bitFlyerやcoincheckへ送金しています。
NiceHashの登録だけではマイニングとその他仮想通貨への交換はできますが、日本円への換金ができません。
bitFlyerやCoincheck、その他日本国内の仮想通貨売買のできる取引所で取り扱っている仮想通貨が微妙に違います。
そのため複数に登録しているとその時々で上昇が見込める仮想通貨に買い換えることもできるためおすすめです。
まとめ
RTX3070ではかなり高効率でマイニングができます。
とは言え設定をしっかりしてあげないと収益率が下がったり、また機器を壊してしまったり、最悪火事になるケースもあります。
自己責任のうえこの機会にせっかくのグラボの性能をフルに使ってみませんか?
今回は以上です。
終わり