ゲームだけでなく、マイニング効率が高いと話題のRTX3060Tiのマイニングについて紹介、解説したいと思います。
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RTX3060Ti ではどれくらいマイニングできるのか
オールマイティなグラボなRTX3060Tiですが、残念なことに現在では価格が高騰し、かつ在庫がほぼ市場から消え去ってしまっております。
幸運にもお持ちの方はゲームだけでなくマイニングにも使用できるためマイニングしてみても良いかなと思います。
現在のレートで換算すると
1日に500円前後程度となります。
月間計算で15,000円前後
年間計算で180,000円前後
とかなりの高額のマイニング報酬が得られます。
フル稼働させられれば年間で3枚くらいRTX3060Tiが買えてしまいそうですね。
NICEHASHのマイニングでは61MH/s程度の速度を出すことができ、筆者が試したところRTX3070よりも少しだけ好成績がだせています。
ただし上記の採掘レートを出すには個体差もそうですが、しっかりと設定しないと出せません。
設定しない場合は消費電力が多く、また採掘量も15%くらい低下するのでコスパが悪くなってしまいます。
値段はRTX3060TiのほうがRTX3070よりも安価なため安い投資でリターンが見込めるためコスパが良いです。
ただし、手に入ればの話で市場からはRTX3080とRTX3060Tiはほぼ姿を消しております。
注意ポイント
マイニングは100%の高負荷状態が続くためグラボをはじめとした各種パーツが壊れたり、寿命が縮まる可能性があります
オーバークロックする場合は保証対象外になる場合があります。
火災の可能性があります。
効率の良い設定
上で記載した量をマイニングするにはRTX3060Tiをしっかりと設定をしないといけません。
設定をしっかりしないと
- 高ハッシュレートが出ない
- 消費電力が多い
- 温度が高くなる
などの問題が発生します。
どうせマイニングするなら高効率が良いですよね
必要な設定とは
- 消費電力を130W程度に抑えるリミッターをかける
- GPUクロックを下げる
- メモリークロックを上げる
- 適切なファン回転にする
この辺りが必要です。
上記の設定には
MSIのアフターバーナーと言われるソフトがあれば全て設定可能です。
MSIで配布しているためマイニングには必須のソフトです。
注意点として、メーカーの定格動作ではない設定をするので保証対象外になる可能性があります。
また個体差などもあるため必ず同じ設定になるとは限りません。
それでは紹介します
CORE CLOCK:−500MHz
MEMORY CLOCK:+1,200MHz
POWER LIMIT:60%
と筆者は上記のように設定して61MH/s程度のハッシュレートを捻出しております。
パワーリミットは60%でおおよそ130Wくらいの消費電力になります。
先にRTX3070の記事を見ていただいた方は気づいたかもしれませんが
FANスピードは
温度=FANの負荷率
にしています。
GPU温度60℃の場合はFANの回転60%
の感じです。
これはFANの能力にもよりますが、筆者の使っている3連ファンと2連ファンはどちらも同じ程度の温度、55℃から56℃になっています。
RTX3070と同等以上のパフォーマンスを発揮しているからか、RTX3060Tiの方が5℃から10℃くらい高い温度となっています。
また室温に比例してグラボの温度もあがるため真夏の空調のない部屋でマイニングする場合は40℃を軽く超えて50℃とかもいくので夏場はエアコン必須ですね。
しっかりと冷却できていれば問題ない温度かとは思いますが、ケース内にグラボを複数枚設置する場合は注意が必要そうですね。
どうやって日本円にするのか
ちなみに筆者は
NiceHashでマイニングを行い、bitFlyerやcoincheckへ送金しています。
NiceHashの登録だけではマイニングとその他仮想通貨への交換はできますが、日本円への換金ができません。
bitFlyerやCoincheck、その他日本国内の仮想通貨売買のできる取引所で取り扱っている仮想通貨が微妙に違います。
そのため複数に登録しているとその時々で上昇が見込める仮想通貨に買い換えることもできるためおすすめです。
まとめ
RTX3060Tiではかなり高効率でマイニングができます。
RTX3070よりマイニング効率が良いくらいです。
とは言え設定をしっかりしてあげないと収益率が下がったり、また機器を壊してしまったり、最悪火事になるケースもあります。
自己責任のうえこの機会にせっかくのグラボの性能をフルに使ってみませんか?
今回は以上です。
終わり