今回はこんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- オイルの交換箇所は最大6種類
- オイルの交換箇所①:エンジンオイル
- オイルの交換箇所②:ミッションオイル・ATF・CVTフルード
- オイルの交換箇所③:デフオイル
- オイルの交換箇所④:パワステフルード
- オイルの交換箇所⑤:ブレーキフルード
- オイルの交換箇所⑥:クラッチフルード
筆者は整備士や自動車業界で働いているわけではないですが、前の車は260,000㎞を走行しまだまだ乗れる状態でしたが今の車のどうしても乗りたくて手放しました。しかも廃車ではなく買取してもらえました。オイル交換やメンテナンスをするとトラブルも少なくこんなに乗れます。メンテナンスは定期的にすると長距離でも安心して乗れますね。
基本的に車にあまり詳しくない方向けに簡単に説明いたします。表現が微妙に違う場合があることがありますが、あくまでも筆者が長持ちさせるときに気を付けたところになるので定期的に専門家に点検してもらうことをお勧めします。
■オイルの交換箇所は最大6種類あります
うわ!とても多い!
そう思われた方も多いかもしれませんが、全員の愛車がこんなに多いわけではないです。筆者の車は比較的新しめの車ですが5種類です。ちょっと特殊な車なので参考にならないかもしれませんが一般的な車の場合は3~4種類くらいなので安心してください。
また、交換は全部一緒にしなくてもよいのでそこも安心してくだささい。乗り方にもよりますが、普段交換を気にするのはエンジンオイルくらいで大丈夫です。
■エンジンオイル
電気自動車でない限りは必ずすべての車で交換が必要でかつ定期的に交換をしなければならない場所です。
金属同士の摩擦を適切にする他にもエンジン内部の洗浄効果もあるためある程度の距離を走ったら交換が必要です。交換しないとエンジン音がうるさくなったり、燃費が悪くなったり、エンジンの故障に繋がります。
一般的には5,000㎞から交換が必要とは言われますが、最近のオイルは高性能になってきているのでこの距離で交換が必須というわけではないです。また説明書には標準的な使用とシビアコンディションでの使用での距離が記載されていることが多いと思います。
と言われる方が多いですが、間違っています。日本の車社会の場合は多くの場合はシビアコンディションになります。
シビアコンディションとは簡単に書くと以下になります
- 短距離走行が多い(おおむね10分前後くらいの走行)
- 悪路の走行が多い
- 低速走行が多い
- アイドリングが多い
- 暖気を全然しないで発車
おそらく多くの方がいずれかに当てはまるのではないでしょうか?周りの人の運転を見ているとエンジンかけた瞬間発進している人がかなり多いような気がします。
ちなみに筆者の場合はサーキット走行もしてかなりエンジンに負担をかけるのでだいたい3,000㎞ほどで交換しています。
■ミッションオイル・ATF・CVTフルード
エンジンオイルの次に交換頻度が多いのがこの辺りですね。マニュアル車の場合は交換しないと変速がしにくくなったり、オートマ車のATFやCVT車の場合は変速ショックが大きくなったり異音がしてきたり、最悪変速しなくなったり壊れたりします。定期的これも交換が必要です。
- マニュアル車のミッションオイル:2万~3万km
- オートマ車の古めの車:2万km 新しめの車:10万㎞程度
- CVT車:2万㎞か2年の早く到達したとき
と言われています。もちろん乗り方などによりもっと早めに交換したほうがいいですね。CVT車はシビアコンディションでなければ交換しなくて良いとも言われていますが、エンジンと同じく多くの場合はシビアコンディションになるため交換をお勧めします。
またFF車の場合はデフオイルと共有だったりします。その場合は1か所の交換だけで済みますね。
これも筆者の場合はサーキットでかなり走るので5,000㎞前後で交換しています。
■デフオイル
駆動輪の左右のタイヤの回転差を吸収する機械のオイルになります。この交換をおろそかにすると異音がしたり最悪壊れます。
基本的には5万㎞か2年の早く来たほうのタイミングで交換が必要になります。もちろん曲がりが多い道を多く走る場合は目安よりも早めに交換が必要になります。
一般的な乗り方の場合は1年で1万㎞くらいの走行の方が多いので車検のタイミングで交換をすれば間違いないですね。
これも筆者の場合はサーキットでかなり走るので5,000㎞前後で交換しています。
■ブレーキフルード
2年から4年での交換が必要になります。クルマのブレーキは油圧で動いています。ブレーキフルードには吸湿性があるため交換しないとだんだんと水分の割合が多くなっていきます。水分が多くなると錆びが発生しそこから液体が漏れ出したりしある日急にブレーキが効かなくなることも考えられます。
日本の場合は梅雨の時期があったりと高温多湿の気候のため可能であればこれも車検毎の交換をお勧めします。
ある日急にブレーキが効かなくなったとかでは取返しがつきませんからね・・・
筆者はサーキット走行するので~1万㎞か1年に1回は交換しています。止まれなかったら死にますからね・・・
■パワステフルード
クルマのハンドルは油圧で動いています。2年もしくは2万㎞の先に到達したほうのタイミングで交換が必要です。最近の車では電動パワステが増えてきているためこれは交換しなくても良いというか使われていないクルマが増えてきていますね。
ただ、パワステフルード使用している車は定期的に交換しない場合はハンドルが少しづつ重くなってきます。搭載車はこれを交換するだけでかなりハンドルが軽くなる場合があるため定期的に交換してあげてください。
筆者の車は電動なので今の車の乗り始めてしばらくして一度お店で交換依頼したら、「あなたの車にはパワステフルードありません」と言われて恥ずかしい思いをしました。
■クラッチフルード
マニュアル車、ミッション車だけのものですね。
おおよそ5万㎞が交換推奨時期になります。交換しないとクラッチの切れが悪くなり変速できなくなります。早く交換するのにこしたことはないので車検毎に交換したほうが気持ちよくのれますね。
筆者の場合は1年に1回は交換するようにしています。
まとめ
以上がクルマのもとい愛車のオイル、油脂系の交換目安でした。
これだけでも気にすることによって劣化が遅くなったり、快適に乗れる時間が増えるのでぜひこの機会に交換時期を見直してみてはいかがでしょうか?
気に入った車なら長く乗りたいですよね。また大事に乗ることによって下取りや売却するときも高く売れるようになるのでお勧めです。