アンテナいっぱい出てるの?
無線LANルーターを買うときに、最近のルーターをお店などでアンテナ数が2本3本4本って記載あるのを見たことがあると思います。
今回はそんな疑問にお答えします。
- ルーターのアンテナ数と規格について
- ルーターを選ぶときのアンテナ数の注意
ルーターのアンテナ数の違いについて
ルーター、無線LANルーターのアンテナの数はルーターと、それに接続する機械の最大通信速度に関係があります。
なんとなく頭ではわかっているとは思いますが、アンテナの数が多い方が最大通信速度が速くなります。
またルーター側のアンテナの数が多くても、ルーターに接続する機械のアンテナの数も同数なければ最大速度は出ません。
また、アンテナは内蔵されているものも多くあるので
見えているアンテナの数=アンテナ数
というわけではありません。
ルーターのアンテナ数と規格について
ルーターを選ぶときに「a」「b」「g」「n」「ac」とかの文字を見たことがありませんか?これも無線の規格の略称で正確にはそれぞれのアルファベットの前には「IEEE 802.11」という名前が付きます。
最近ではほとんどの場合が「n」と「ac」が一般的で、他の規格も使ってはいますが、遅すぎてほぼ使いませんね。
11n | 11ac | |
1本 | 150Mbps | 433Mbps |
2本 | 300Mbps | 867Mbps |
3本 | 450Mbps | 1,300Mbps |
4本 | 600Mbps | 1,730Mbps |
11acは規格上最大で8本までアンテナが設定できます。
また、アンテナ数が多いことにより多くの端末を同時接続する際に安定、かつ高速に通信ができるようになります。
接続端末が多いときはアンテナ数が多い方がいいわけですね。
ルーターを選ぶときのアンテナ数の注意
アンテナ数による速度の違いは前の段落で分かったかと思います。
ただ、ルーターが一番性能が高いのを買えば基本的には間違いはないのですが、その速度を使えないまま何年も使わずにいるのももったいないですね。
なので、持っているパソコンやスマホなどの端末に合わせたルーターを選ぶ必要があります。
iPhoneXs辺りでもアンテナ数は2本、iPhone11はWi-Fi6という次世代規格、「acx」に対応しているので高速通信可能ですが、アンテナ数そのものは2本のため先の表に書いたアンテナ数の速度してでません。
なので端末数が少なければアンテナ数が少ないルーターでも問題ないですし、接続端末が多ければアンテナ数が多いほうが安定して接続し通信ができるということですね。
また、以前の記事でも書いたようにルーターはパソコンです。パソコンということはCPUもあり、メモリーもあったりします。
安いルーター=低性能
高いルーター=高性能
になり、同時の多数接続し通信する場合は高性能なルーターでないと長時間の多くの通信に耐えられず通信速度が低下したり、場合によってはフリーズしたりしてしまいます。
ちなみに筆者の環境としては
参考
- スマホ4台
- iPad4台(電源は入っているけど普段使うのは3台
- パソコン2台(有線LAN1台、Wi-Fi1台)
- ゲーム機2台(PS4とSwitch)
の端末があり、使っているルーターはWG2600HP3という機種なのですが・・・もう販売していませんね。
そしてiPad持ちすぎですね。それでも2万円しないルーターでこのくらいの接続は問題なくできているので、筆者の端末数以下であれば1万円前後のルーターでも問題ないと思います。
また、持ち家だったり、2階建て、多くの部屋がある方はメッシュWifiルーターがおすすめです。
普通の中継器と違い、中継器同士も相互に通信するため広範囲に高速通信できるエリアを広げられます。普通の無線LANルーターに比較して高めの価格ですが安定して高速に通信できるルーターなので各部屋にLANポートがない方にはとてもおすすめです。
以上がルーターとアンテナ数についての説明でした。
ぜひ環境にマッチしたルーターを使って快適なインターネットライフを送ってください。
繋がりにくい場合は以前の記事を読んでみてください。
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